そして当日

朝7時に起床。眠れなかったけど、5時やってきた睡魔に身を任せる。

8時過ぎに大学に到着して、一人実習室で「あー」とか「こえー」とか叫ぶ。

二日前のトップバッターの気持ち、痛いほどわかったよ。

定刻より5分くらい遅れてスタート。

意気揚々と挨拶し、自分の卒論について説明する。そこにあるのは学術的な価値じゃなくて熱意だけ。

序盤の攻撃はいろいろ苦闘しながらも強気に説明していく。

おおなかなかいい感じじゃねえか。とか思い始めて中盤へ。

日本語について厳しい指摘を受ける。確かにひどい日本語でした。

読み合わせでも指摘されたし、冷静に自分で読んでみると恥ずかしくて、ちょこちょこ直してた。

しかし、そこに関して10分から15分くらい指摘をされて、いや日本語の指導をされて、HPはゼロに。

後半にまた内容について指摘を受けたときには呆然としていて、反論する力はなし。

再提出のチャンスをいただき、部屋を出るとだいたい40分くらいか。

みんなが言ってた通り短く感じた。

屈辱というか恥ずかしいというか。顔はへらへらしてたけどやっぱりつらかったよ。

その後は何も手につかない。何も考えられない。会話もふわーっと。

ただ終わっちゃったなぁって。あの40分は一生忘れられない苦しい思い出になるんだろうな。

しばらくして、実習室に諮問を担当した先生の1人がチェック済みの論文を持ってきてくれた。

「まぁ、そう落ち込まないで、元気出してやってくださいよ。」と親指を立てて去っていった。

その後、チェックされた所を見てたらびっしりと指摘してくれていた。

先生の一言とこの指摘を見て泣きそうになった。ありがとうございました。

このもらった時間でできることをやってみようと思う。他の皆様もがんばろうね。