ある晴れた土曜日
現在、13:54。
なぜ、こんなにも早く日記に手をつけるのか。
今日は、割りと朝早く起きる。とりあえず、起きた後の一服。男のたしなみ。
ぼけーっとして、布団を片付けて、洗濯機をまわして、シャワーを浴びる。音楽をかける。
ああ、今日はいい天気。気持ちのいい土曜日。
一通りぼけっとしたら、卒論なんてものにも手をかける。意外に進む。
休んだりなんかして、お昼すぎ。コンビニにグレープフルーツジュースを買いに行く。
コンビニに行く途中に、トンカンやってる工事現場が目に入る。
毎日どんどん形ができる。生活の空間が見えてきた。今度は多分、普通の住宅が建ちそう。
来春には一戸だての家が3つくらいできるんじゃないかな。わかんないけど。
今日も野球部の青年が汗を流して走る。
今日も近くの内科にある1つのコミュニティがにぎわう。
いつもと変わらない、いつもと同じ日常の中でただ歩く。
部屋に戻り、GreenDayを聞きながら、コップ一杯のグレープフルーツジュースを飲む。
車でGreenDayを聞きながら、夏の晴れた青木峠を通った記憶がよみがえる。気持ちよかった。
その記憶も、部屋に差し込む太陽の光もカーテンで遮って、僕の日常に戻る。
いけない、冒頭の問いをほったらかしだった。
僕がこんなにも早く日記に手をつける理由。
なんてことはない。
ただ、朝から、今まで一人だったから。
誰とも話すことをしなかったから。
ただ、それだけ。