電器産業と電工
コラボったようです。え、コラボってないの?って思うひと多そうですね。
そもそもの事業領域は各HPでもみてしらべてください。
今回はシステムバスルームの共同開発を発表したけど、今後もどんどん展開していくとか。
あの、松下幸之助が生んだ、松下電器具製作所の兄弟であるとはいえ、
ライバルというか、仲の良い方ではないとみられている両社。そのコラボレーション。
まぁ、電工は電産の子会社であるから、当たり前といえば、当たり前のコラボレーション。
でも、こんなにニュースに大きくとられる。経済界にはそれほどの衝撃だということ。
去年になり、電工の株の保有を51%まで増やし、独自の戦略のもとに資本関係を強化を狙った。
70年近い分社の中で、様々な因縁関係もある中、一つのアイデンティティを共有し、総合的なソリューションを提供する。
今後の流れに注目であることは間違いない。しかし、肝心の収益についてどうしていくのか。
中間決算では5.1%の営業利益らしいけど、目標の10%までどのように伸ばすか。
アジアの家電メーカーもコストだけでなく、質でどんどん伸ばしてる。
その中で日本のメーカーが持つ強さってなんだろう。質?消費者に訴えられる質の違いは?
今後の電機メーカーの動きが大注目ですな。
そもそも、電機メーカーだけじゃない。部品メーカーの方が実は気になる。
コストの問題もあり、部品メーカーは中国にどんどん足を伸ばしたものの、撤退を余儀なくされている。
中国だって、ただ工場と雇用を与えているだけじゃなく、どんどん技術を伸ばしている。
技術を上げたとならば、日本のセットメーカーがわざわざ、高い日本の部品を使うかどうか?
今や、大手メーカーだって日本の部品だけを使うかといったらそうじゃない。
全てをパッケージした段階で勝負できるコストを出すためには、原産国にこだわっているわけにはいかない。
だって、技術は近い所まできているのだから。大手メーカーとて楽ではない。
国内における、つきあいとなじみの関係はもうとっくに終わってる。
その中で、部品メーカーだって特有のコアコンピタンスを持たなければならない。